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1920年、アメリカを原型とし、母と子の慕いあい、父との階層差ゆえの悲しい別離という母1人子1人型の母性愛映画は日本に置き換えて上映された。思いがけず、ほぼ1世紀前の映画におけるスト-リ-は、現在日本にリアリティになってきた。離婚率の上昇につれ、母子家庭(Fatherless Family)ばかりではなく、父子家庭(Motherless Family)もだんだん多くなってきた。「家族」という集合で、新しいカテゴリ-である「シングルファザ-」と「シングルマザ-」が登場してきた. しかし、もっと注目されているのは働く貧困層にある母子家庭と父子家庭に違いない。
「働く貧困層」が社会問題となっているが、特に深刻なのが母子家庭だ。「女性」「子持ち」「非正社員」と、働く上で不利な要素が重なっていることが背景になる。一方、これまで注目されなかった父子家庭も、厳しい状況にあることが分かってきた。(読売 7月8日)
「女」は社会成員を分類化した上での1つのカテゴリ-で、「男」とともに「性別」という集まり(集合)の中にある。会話分析の創始者の一人であるサックスはどのような範囲の人間の集まりでも、自分や自分の周りの人を「男」と「女」としてカテゴリー化することもできる と主張する。例えば、会社で「女」として見られたり、学校で「男」(青)と「女」(赤)に分けてトイレを設計したりすることも可能になる。では、成員カテゴリ-化の意味が何かというと、次のようになっている。
成員カテゴリ-は自分たちが周りの世界をどう見るがということに関連していると同時に、自 分たちがどう見られるかと言うこととも関連している。(江原・山崎 2006:188)
「成員カテゴリ-」という装置は、ある図形(状況)にたして言葉で説明するようなシステムである。「成員カテゴリ-」の場合には、カテゴリ-(状況)によって、人々(社会・集団)の説明(通念)も違う。他の人は、お互いに活動をする中で、カテゴリ-に加えられる通念を個人を見る。一方、個人はあるカテゴリ-をもってどのように振る舞うべきか相手にどいう振る舞いで期待できるかによって行動する。また、サックスは、社会成員のカテゴリがどう用いられているかを調べていく中で、2つで一組になっている「妻・夫」、[母親・子ども」、「父親・子ども」などの関係対 (Relation Pair)がみつかった。
家族という集合の中で、女性は「妻」(「妻・夫」)と「母親」(「母親・子」)というカテゴリ-として、子育て(あるいは「夫育て」)と仕事の間に、夫、子ども、親戚、知り合い、会社、社会に期待されたうえでふるまっている。80年代の経済高度成長期に、日本で登場してきた専業主婦は、「成員カテゴリ-化」の産物のではないか。
1 則留言:
小泉です。
キッチン南海最高!
以下(毎度だが)括弧ないが
修正部分ね。
1920年、アメリカを原型とし、母と子の慕いあい、父との階層差ゆえの悲しい別離(を描いた)母1人子1人型の母性愛映画は日本に置き換えて上映された。思いがけず、ほぼ1世紀前の映画におけるスト-リ-は、現在日本(の)リアリティになってきた。離婚率(が)上昇(する)につれ、母子家庭(Fatherless Family)ばかりではなく、父子家庭(Motherless Family)もだんだん多くなってきた。「家族」という集合で、新しいカテゴリ-である「シングルファザ-」と「シングルマザ-」が登場してきた. しかし、もっと注目されているのは(「ワーキングプア」と呼ばれる)貧困層(に属する)母子家庭と父子家庭に違いない。
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