2008年7月30日 星期三

ホットロッドへの分解


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浦和車解体センタ-。ご覧の通り、あるものは今解体中。

分解すれば、分解ほど、不明になるかもしれないが。

じつはね。この分解体はふつうの車ではなく、ホットロッドである -- 会話分析の創始者であるサックスによる革命的カテゴリーをさせられる車という。

ホットロッダ-は1960年代にアメリカの街道でドラッグレースを行う若者のことである。「ホットロッド」とは、ドラッテグレース用に改造された車である。サックスは、「ホットロッダー」の議論を次のような若者の会話で始めている。

ケン:俺のボネウィル(スポーツカーの名称)でさ。あれをひっぱりだしてきて、ネクタイを締めて、セーターを上に来て、そうすれば身ぎれいに見えるかい。そのときには、何から何までおんなじいろで、同じ年代のおんなじ車の男が、99パーセント俺にぴったしとつけてくるぜ。マフラーをぶんぶんいわせてさ。そいつは薄汚れたTシャツを着てさ、そうすりゃ俺がつかまる前に、汚いTシャツの男が先につかまるのさ。

アル:ポンティアック・ステ-ションワゴンにのってつかまるやつはそういないぜ

なぜ?ステーションワゴンに乗ってつかまる奴がいないのか?

1960年代のアメリカでは、「ステーションワゴン」は「お母さんの車」というイメージがあった。「お母さん」の車に乗っている若者はお母さんや大人に対して従順な「ティーンエージャー・ ドライバー」で、レースをしないと人からみられてしまう

むしろ、大人や親からの自立を求める若者はTシャツや革ジャンなどの「ホットロダー」らしい格好をしてレースをしながら、「ホットロッダー」というカテゴリーを自分たちで管理するカテゴリーに変える。

(続く)

[文献]

江原由美子・山崎敬一編「ジェンダーからみた社会理論」







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